年末調整業務順調にすすんでいますか?
近年はスマホやパソコンから提出する形で運用している会社が増えてきました。
このクラウド年末調整がリリースされたことで、マネーフォワードシリーズでおおよそすべての労務手続きができるようになりましたね。
弊社では2年前からSmart HRを利用した人事労務管理と年末調整業務を行ってきたので、2021年度の年末調整についてもSmart HRを使いながら年末調整の各種提出情報を収集し、それをクラウド給与に連携することで運用を行ってきました。
2021年度はSmart HRで収集したデータを直接クラウド給与に連携するのではなく、クラウド年末調整を経由させなければならなくなりました。
今回は今後Smart HRやマネーフォワードシリーズを活用される企業向けに、Smart HRからクラウド年末調整への連携において、躓いた点をご紹介したいと思います。
クラウド年末調整とSmart HRの連携は手順書通りでOK
まずクラウド年末調整にこれまで使っていたSmart HRからデータをインポートします。
この時、焦らずに確認していただきたい点としては、まずクラウド年末調整の「年末調整管理」タブから、「従業員一覧」画面を開き、「インポート」を行うということです。
この画像の画面を開き、右下にある「インポート」というボタンをクリックします。
ここから「Smart HRからインポート」をクリックし、従業員一覧に社員を追加してください。
インポートが完了したかどうかは「従業員一覧」画面の「連携先」に「Smart HR」という表示があるかどうかで判断することができます。
マネーフォワードのクラウド給与からもインポートすることができますので、社員情報が新しい方のサービスからインポートするとよいかと思います。
Smart HRやマネーフォワードからはマイナンバー情報は連携されないという点に注意してください。
年末調整一覧画面からSmart HRの年末調整データのインポート
マネーフォワードクラウド年末調整の「年末調整管理」から「年末調整一覧」、「+追加」をクリックし、年末調整をおこないたい年の年末調整業務を行うことができます。
下の画像のような画面が表示されればOKです。
年末調整の対象となる「申告従業員一覧」から「インポート」をクリックします。
ここでは「従業員情報」「マイナンバー情報」「給与情報」の大きく分けると3つの情報をインポートすることができます。
従業員情報のインポートは必ずSmart HRからも行う
従業員情報はクラウド給与やSmart HRからインポートすることができますが、この際にSmart HRで既に年末調整を完了している場合はAPI連携により、Smart HRの年末調整依頼グループを選択し、そのグループの従業員をインポートすることができます。
ただし、このSmart HRからのインポートを行うことができるのは、前項にてSmart HRから「従業員一覧」に一度インポートされている従業員のみになります。
そのため、「従業員一覧」に名前があったとしてもそれがマネーフォワード給与からのインポートのみであれば、この「年末調整管理」における申告従業員のインポートができないということに注意してください。
マイナンバー情報は事前にSmart HRからCSVでクラウド給与に登録する
Smart HRとマネーフォワードの間で従業員のマイナンバー情報は、自動で連携する方法が用意されていません。そこで、少しアナログではありますが、手動で行います。
Smart HRのマイナンバー管理機能からCSVファイルをダウンロードし、クラウド給与からダウンロードできる従業員情報のCSVデータと結合してから、再びクラウド給与にインポートすることで対応できます。
具体的なやり方については別の記事にしましたのでご参照ください。
クラウド年末調整からクラウド給与への連携方法
年末調整を確定しなければクラウド給与に年調課不足税額を連携することはできません。
確定した年末調整の年調課不足税額は公式の解説どおり、スムーズに連携が行なえますので、以下を参照してください。