今回は当社のカルチャーの1つを構成している、
ジョン・ゴードンによる「最強のポジティブチーム」という本をご紹介します。
1人で成功を生み出す人はいない。成功するにはチームが不可欠だ。
誰かと一緒のほうがうまくいく。一緒なら、偉大なことを成し遂げられる。
『最強のポジティブチーム』ージョン・ゴードン
ポジティブの力は競争に勝つための力だ
「ポジティブ」というと心理学的だと感じたり、
精神論的な話のようにきこえますよね。
しかし、このポジティブというのは単なる前向きな気持ちというだけではなく、
前に進む原動力として欠くことのできない要素だと思います。
ポジティブな文化を持っているチームにはビジョンやカルチャーがあります。
そして、それらを布教するリーダーシップや情熱、
そして献身的な人がかならず存在して良い影響を与え続けるのです。
周りの人のネガティブな話を聞いていると、
自分まで気分が落ち込んでしまうことありますよね。
ポジティブもまた周囲に感染するものだという事を意識すれば
相乗効果で良い空気が生まれます。
自分や自分たちを一言で表すと?
ポジティブの源となるカルチャーとはなんでしょうか?
私は「自分たちを一言で言い表したとしたら何なのか」
この問いに対する答えこそがカルチャーなのだと思います。
カルチャーを失えば、たちまちネガティブの餌食になりやすくなります。
それは会社に関わる人達の存在意義や、応援する目的がなくなるからです。
自暴自棄になった会社は、全員が好き勝手し始めます。
すると、困った人は助けられず、力のある人が都合の良いように振る舞います。
自分たちを一言で表したとき、それは何でしょうか?
どんな会社であると取引先や家族に見られたいでしょうか?
「こうみられたい」という個人の思いが、会社をつくります。
それは社長のワンマンカルチャーではありません。
ひとりひとりがどういうことを正しいと考えるかということです。
誰も実現していないアイデアは難しいからポジティブチームが希望になる
当たり前だが、誰も実現していないアイデアを形にするのは難しいです。
本人ですら完成イメージが自分の頭の中にあるだけで、
論理的に現実世界に他人と共有できる形として現れてないからです。
アイデアを形にするのは非常に困難であるから、
一部でも形にできたならそれは0から1の間の1という値以上に
無限の可能性を創り出したということだと思ってください。
そういった新しいことは、たいていバカげたことです。
誰もやったことないですし、見たこともないのでネッシーのようなものです。
そういうサービスを創ろうと走り出したときに、
ポジティブチームのメンバーが唯一の希望であり心の支えになります。
だってそれ以外の周りの人は全員「それはうまくいかない」といいますから。
難しいというだけでなく、頭がおかしいと思われるかもしれません。
それでも楽しいメンバーと新しいことをしてやろうという、
面白い毎日をトレーニングのようにひたすらこなしていくときに、
ポジティブチーム以外のチームでは実現不可能です。
例え高学歴コンサルタントを揃えていても
ポジティブチームでなければ不可能であると間違いなく言い切りれます。
つまり、最強のポジティブチームこそ最強なのです。
それは決して体育会系のやらされ仕事や上下関係や声出しではなく、
メンバーが互いに尊敬しあい、違いを認め、なにかできることはないか探し、
チームの目標を打ち破るために知的にワクワクするチームのことです。
そんなメンバーと一緒に明日を変えてやろうと思いながら、
毎日眠りにつくことができたらどんなに幸せでしょうか。
まだ、現実は甘くはありません。しかし乗り越えてヒーローになりましょう!