ココロファンという名前について
ココロファンという社名は当然設立の際に議論して決めたのですが、
純粋に「心」と「楽しい」から名付けられました。
それでは、身も蓋もないのですが、
もう少しお付き合い頂ければと思います。
社名はその法人を体現するものです。
サービス名に社名を合わせていく会社も多くあります。
できるだけ多くの人に知ってもらいたいので、
いちばんよくその会社を表しているサービス名に合わせるのは一理あるのです。
ココロファンという不思議な社名は、あまり聞き慣れた音ではないですが、
実はしっかりとその背景に思いが込められています。
今回は社名のひみつについてご紹介します。
その1:なぜ英語名が「COCOLOFUN」?
一番の理由は、グローバル人材の採用を視野に入れたときに、
外国人も読みやすいように「Cocolofun」という綴りが適切と考えたからです。
日本語的にローマ字表記すると「Kokorofan」となりますが、
これだと決して英語圏の人は読みやすくはない綴りになります。
もう一点、英語風の綴りにしたのは理由があります。
具体的にどういうことかというと、
ココロファンというのは以下の英語を省略した社名になっています。
Collaboration, Community, Love + Fun
つまり、コラボレーション、コミュニティー、愛と楽しみです。
様々な人と共同作業をしながら楽しみ、
コミュニティーを構築しながら楽しみ、
愛(Love)を持ってロジカル(Login&Coding)を楽しもうという思いが込められています。
「楽しい(Fun)」とは何でしょうか。
中国の儒学『礼記』における「中庸」において、
喜怒哀楽の楽というのは「満足して愉快な気持ち」を意味しています。
喜び(Joy)は「嬉しいと思うこと」つまり自分の内的な満足感ですので、
楽しいというのは外から得られる満足感とも言えます。
どちらが良いということもなく人間ですからどちらもあるべきです。
また「楽市楽座」の由来のように「楽」というのは、
「Free」という意味で捉えてもいい。自由は民主主義の根幹ですから、
何事にもできるだけ自分の意思を自由にしておきたいという理想でもあるかもしれない。
あまり理屈をこねても眠たくなるだけですので、
その点「ココロジョイ(Cocolojoy, Inc.)」というのもまた正解だと思います。
でもあまりに「O」が多すぎるのでやめました(笑)
その2:なぜこれらの要素を取り入れたの?
なぜ、コラボレーションやコミュニティー、ロジカルが必要なのか。
これは単に流行語だからお題目として唱えるわけではありません。
今までの労働者に求められてきた「読み書きソロバン」と呼ばれていた3つのRは、
そのままに、これからは「4つのC」が求められるとトーマス・フリードマンは言います。
4つのCというのは、
Creativity, Collaboration, Community, Coding、すなわち
クリエイティビティ、コラボレーション、コミュニティー、コーディングです。
この4つはテクノロジーを活用できる人材に必要な能力であり、
求められるスキルが高まりつつある中で極めて需要の多い人材です。
話は戻りますが、「読み書きソロバン」というのは基礎学力というだけでなく、
法律や会計知識を持つ従来型職業人も指すと考えています。
このスキルは当然持っていなければならないスキルなのですが、
これに加えて4つのRのスキルが組み合わされるとより高い価値が生まれるというわけです。
具体的に言えば、起業経験のある弁護士や、CG視覚化のできる医師などです。
なんらかの強みに加えて人と共同することを強みとするソフトスキルや、
自身の強みを生かしてさらに新たな層にアプローチできるコーディングスキルがあると、
単純な診断業務や事務作業ではない新しい価値が生まれます。
もちろん、それを使う意思がなければ生まれませんが、
これまでそんなことを考えたことがない人も、
ぜひいろいろな情報や刺激を受けて自分なりの目指すところを探せると良いですよね。
会社という既存概念は忘れよう
ココロファンが目指すところはこうした各人の強みを磨き上げた上で、
4つのCについてそれぞれ興味のあるスキルを伸ばせるコミュニティーでありたいです。
単に仕事をするために会社に所属するのではなく、
スキルを伸ばすために会社という環境を存分に生かして頂ければと思います。
もともとのCompanyは仲間という意味です。
「共に食事(パンを食べる)をすること」という語源の通り、
いろいろな人が力を合わせてみんなで生き延びるための拠り所です。
現代的に言えば、別の強みを持った人達とコラボレーションして、
新しいサービスや製品を開発し、自分にとっての学び、経済的メリットを享受する場です。
そうは言っても新しいことをすることは決して簡単ではありません。
それでも、新しい会社だからこそチャレンジできることがあります。
これは「イノベーションのジレンマ」として知られている事実です。
そして、新しいことを成功させるためにできるだけ確率を上げる必要があります。
これらは、私自身の失敗経験から言えることがあります。
成功確率を高めるノウハウや考え方をどんどんディスカッションしたいと思います。
こうしたトライはこれからの人生決して無駄にならないことを保証します。
自分は誰もが羨むような圧倒的な成功をしていません。
筋が悪すぎて常に非魅力的な方向に進んでしまいました。
どうしたら失敗するのかを身体で学んできました。
だからこそ、口だけではなくて実体験としてどうしたら失敗するかわかります。
確かに教科書通りの結論になったとしても、
実体験がなければなかなか腑に落ちることはありません。
こうして沢山の人が無謀にも挑んでは失敗していきます。
その屍を目の当たりにしたからこそ言えることがあると思います。
ぜひ、やってみましょう!
つまらない会社ごと一緒に変えるくらいの気持ち
自分が目指したい姿さえ自分で決まれば、
その後の方法はほぼ自明になります。
そしてできるだけ最短で達成できるよう応援します。
ココロファンの社名にはそんな思いが込められているということ。
そこから現在地がどんなに遠くても、
究極的にそこを目指しているということを知って頂ければと思います。
普段の仕事はつまらないことがあるでしょう。
それでも、自分を変えたければ行動する他ありません。
心が腐ってしまう前に自分にひたすら向き合って、
小さな目標を達成していくことから始めてほしいと思っています。
もちろん、強制はしません。それぞれの考え方を尊重します。
でも、もしものすごく真剣に生きてるあなたと出会えたら、
私も一緒に考えたいと思っています。