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ビジネスの前には全員平等だからキャリアも多様でよい

ビジネスを前にすれば世界はかなり公平

自分は大学も大学院にも行きました。世界的にも有名な会社で働きました。
その後、スタートアップ企業と呼ばれる、
超優秀な人がこれまでにない新しい事業を作る会社でも働きました。

そして、自分のアイデアを手に大手の企業から支援を受けたり、
ビジネスコンテストで表彰されたりもしました。

奨学金をもらいながら数年かけてたくさんの勉強して、
アメリカではVCでベンチャービジネスの訓練を受けました。

自分でもびっくりするくらい良い経験をしました。
しかし、お金持ちになったかというと全くそうではないです。

むしろ普通のサラリーマンと変わらないか、それ以下かもしれませんし、
むしろ、逆にたくさんの責任やリスクを負うことになりました。

ビジネスを前にしたら経営者としてはなにも成し遂げてはいません。
その意味では成功していないわけです。

どんなにいろんな経験をしていても、考えが深くても(私のことを言ってるわけではない)
やり方が違えば必ずしもお金持ちになれるわけではない。

人によっては単にお金に関心がないからということもありますが、
そうはいってもビジネスとするならそうばかりは言ってられません。

あなたにとってビジネスとは何であるかを考えた時、
どんな条件が備わっていれば自分自身が成功したと考えるでしょうか?

少なくともビジネスを前にすればどんな人にもチャンスはあります。
起業家に必要なのは「何のために」それをするのかを決めること。

単にお金を稼ぎたいなら世の中にはいろいろな商売があるので、
極めて誰にでもチャンスがあるということは事実のようです。

何のために何をするのか?その結果何を得るのか?

それを決めるのは自分次第です。

お金のことを考え続けてもお金にはならない

ビジネスにおいてお金になるかならないかと言うのはとても大切です。

少なくとも自分やその家族、そして社員とその家族が苦しまないように、
なんとかして行かなくてはならないということです。

学歴がどうであろうが、家柄がどうであろうが、
成果を出すために日々楽しんで挑戦している人はとても強いです。

ココロファンの仲間はそういうプラスのエネルギーに満ち溢れています。

大企業でも老舗企業でもない会社に飛び込んできた人たちですから、
「自分の足で立つ」という思いが強いのかもしれないです。

そういう人たちの良心や信頼を裏切ることはあってはならないと思いますし、
透明性高くしようとしているのは、仲間として信用しているからです。

ちなみに生きるために働かなくてはならないとしたら、
ビジネスで成果を出すにはその業界での実績を上げることが一番の近道です。

お金が欲しいと思っていても自分の価値は自分でしか作れません。

つまり、方法は2つ「会社で評価される」か「市場で評価される」かです。

会社で評価されるためには自分で価値創造ができなくてはなりませんし、
市場で評価されるにはそうした活動の実績を伝える必要があります。

会社は自己実現のための一時的な共同体です。
そこで自分が何を得ているのか、これは金銭面だけではなく満足度や安心なども含めてですが、
それにどれだけ居心地の良さを感じるのかというのは大切です。

いずれにしても自分が価値創造することが自分の成長にもなり会社の成長にもなる。

そう言ってしまうとなんだかプレッシャーのように感じるかもしれませんが、
会社というのはやはり「同じパンを食べる仲間」ですから、
それぞれのチャレンジを応援するためにあるし、その結果みんなで豊かになるものだと思ってます。

そうするとエンジニアだからこうあるべきとか、営業だからこうあるべきとか、
業界がこうだからこうなんだとかそういう小さな立場は守るものではないんです。

まずは自分を受け入れること。それでいて仕事や仲間が好きならば、
おそらく、仕事でも外部の労働市場でも結果はついてくると思いますし、
好きでないならどう生きたいのかをまず先に考えなくてはいけないと思います。

もし、不安ならまずは一度すべてを投げ捨てててもいいかもしれない。

図書館にも無料で読めるビジネス書はたくさんありますし、
キャリアの幅を広げるためのいろいろな本があります。

もし、何していいかすら考えたくなければ、
一度図書館の司書さんに聞いてみてください。意外とヒントをくれます。

偶然を受け入れて自分の幅を広げるのはどうだろう?

ビジネスを前にすれば全員平等といいましたが、
これは必ずしも実力があるかないかとか、経験があるかないかとか、
誰でもできるとか、適当な強者の原理を言っているわけではないです。

単純にお金を稼ぐことだけを目的にすればそう難しくないということです。
残念ながらお金を稼ぐことを目的にする仕事は大抵の場合お金を稼ぐ以外の意味はありません。

難しいのはお金を稼ぐことではなく、新しい事業を作り上げること。
もっと言うならみんなが驚くような価値を作ることです。

正直、そんなことやるくらいなら既存の仕組みで稼いだほうがよっぽど良くて、
リスクに対してめちゃくちゃ割に合わないと思います。

でも、余裕があるならば人類代表として踊ってみてもいいんじゃないかと思うんです。
そしてそういうビジネスというのはみんなが常識的に考えていることからは生まれません。

 

これまでに学校で勉強したことを仕事に生かしている人はどのくらいいますか?
ほとんどいないのではないでしょうか。

そしてもしそうであったとして、今でもその仕事が好きでしょうか?
おそらく多くの人はこれまで学んできたから仕方なく仕事を続けてると答えるでしょう。

これは「コンコルドの誤り」という経済学上の問題です。
端的に言えば、これまでの労力が水の泡になるから続けてしまう誤りです。

これまでの労力を活かせば専門家としてはとても優秀な人材になっているかもしれません。
しかし、世界や歴史を前にした時それはどれだけ価値あることなのでしょうか。

多くのノーベル賞級な歴史的発見は偶然から生まれます。
これを科学哲学の世界ではセレンディピティと呼びます。

また新しい分野は常に既存の学問が重なり合うところで生まれます。

ビジネスもまた既存の事業分野が重なり合うところで、
新しい技術的なシーズが生まれたり、新事業が生まれます。

こんなめちゃくちゃなことはどこか「一貫性がない!」と言われそうです。
確かに一貫性もなければ、専門性も無いように見えます。

しかし、だからこそそればかりやってきた人には見えないことがたくさんあります。
一貫性がありすぎることは実は自分の考え方の幅を非常に狭めるものです。

多くの幸運は偶然から生まれます。

経験は無かったけど猛烈な自分の売り込みを行った結果として採用されたり、
たまたま契約社員で働いた会社で認められて副社長になったり、
落第寸前だった学生がテニスの監督だった人に勧められた分野に進み教授になったり、
ボランティアで参加したときに知り合った人から求人を得たりします。

自分はこれをやるんだと決めかかりすぎるとチャンスは逃げます。
多くの人は自分からチャンスを遠ざけているともいえます。

子供の時の夢が今も実現しているという人はあまり多くないでしょう。
それは単純に一貫性がないのではなく、あなたや時代が変わっているからです。

キャリアもまた時間によって変わるものであるとすれば、
経験やこれまで費やしたコストがどれだけあるのかというのはさして意味がありません。

自分が本当はこう生きたいのにできないということが、
苦痛に感じるのであれば一度立ち止まってください。

ときには周囲の人に自分の思いを打ち明けなくてはならないかもしれません。
しかし、その辛さや緊張はこれからの苦痛を考えれば大したことがありません。

今はとりあえずこの会社にいるけど「徹底してお金を稼ぐぞ!」という自分に気づいてもいい。
逆に「出家するぞ!」という自分に気づいてもいい。

究極自分らしく生きるということ。
それは私ではなく、他の誰かでもなく、あなただけの人生です。

その途中にココロファンでつかめることがあってほしいと思いますし、
そのためにココロファンとしてできることはできるだけ力になりたいと思ってます。