メニュー 閉じる

社会貢献のための「1-1-1モデル」を導入したい

Fun for All, All for Funのためできることから

できることは少しずつやっていく姿勢が大事

社会貢献しているとは胸を張って言えるほどのことはできていません。

今のココロファン、そして私自身には、
圧倒的にそれを実行する能力が不足しているという現実があります。

しかし「良い会社にしたい」と思ったときに、
やはりすべての人に愛される会社でなければならないなあと思います。

だからこそ、今できることから宣言する必要があると考えています。

会社の理念にもあるように「すべての人に楽しみを与えられる」、
そんな会社にするためには仕事を楽しめるということ。

そして、社員がお互いにその個性、能力の違いも尊重して、
リスペクトし合うことが必要です。

第三者から見て「あの会社の社員さんははつらつとしていいね!」と感じられれば、
それはその人が一生懸命頑張っているということであるし、
それをちゃんと認めてくれる会社であるはずです。

そんな周囲の人から羨ましがられる存在になるというそれだけで、
とても大きな社会貢献をしていると思います。

社会貢献はまっとうなビジネスをすること

社会貢献というとなんだかすごそうなきがします。
「いい人的活動」を行うことのように思うかもしれません。

でも、それは違います。

「ビジネスをちゃんとする」ということがもう社会貢献です。

むしろそれ以上のことは実はしなくていい。

その意味では「1-1-1モデル」というのは掲げることに意味があります。
(もちろんココロファンでは実行しますが)

そんなことを考えているには理由があります。

誰にも役に立つことを続けることが一番の社会貢献

私は起業当初、障害者の方の悩みをテクノロジーで解決したいと考えていました。
それは、単なる経済活動ではなく、社会的意義があることだと信じていました。

しかし、現実は甘くありませんでした。

端的に言えばビジネスとしてはほとんど成り立たないものでした。
結局、何人かのユーザーを期待させては持続させることができませんでした。

「継続してくれないと意味がないよ」

ユーザーの一人が言った言葉を忘れられません。

どんなに自分に必要なものであったとしても、
その会社が事業を続けることができなければ、もう手にはいりません

それがその人にとってどれだけ生活を良くしていたとしても、
ビジネスとして持続可能ではなかったがゆえに、
最終的にユーザーを見捨てざるを得なくなるのです。

一度、期待してもらったにもかかわらず、
裏切るようなことは開発者にとってもユーザーにとっても苦しいことです。

どんなに社会貢献をしていると信じていても、
自然の摂理を無理して、お金を回すビジネスに仕立て上げることはできません。

多くの人に価値を届けることが究極の社会貢献

障害者の方々とたくさんお話してわかったこと。

それは、障害を抱えながらも生き抜くすべを磨いて生き抜いてるということです。

決して人に頼りすぎたり、テクノロジーに頼り過ぎたりすること無く、
一人の人間として自分に合った解決策をそれぞれ持っているんです。

だから、究極「その障害を解消する専用のテクノロジー」なんていらないと思いました。
それを使うことで本人そして周囲の人との関係がよくなることも、
そして悪くなることも起こりうる中で、一方的な解決策は押しつけになるのだと感じました。

そんなニッチな解決策を提示するより、
もっと多くの人に価値を与えることを通して障害も乗り越えられる可能性があるのです。

例えばLINEやSkypeがどれだけの障害者のコミュニケーションの助けになっているか、
想像できる人は多くないかもしれません。

しかし、言語、聴覚障害者には文字でのコミュニケーションや、
手話がわかるビデオ電話を無料でできることは大変大きなことだったのです。

面白いのは私達が自然にそのようなツールを使っているように、
障害者も自然に使い始めているのでそのメリットには自覚していないということです。

いつの間にか便利になっている。
これこそが究極のバリアフリーなんじゃないかと思いました。

だからこそ無理して「良いこと、難しいこと」をするより、
多くの人を喜ばせることが一番の社会貢献につながると確信しました。

「1-1-1モデル」とは製品・株式・時間の1%を使った非営利支援活動

セールスフォースが推進している社会貢献モデルは、
たったの1%を割くだけで思っているよりもずっと多くの良い影響を与えます。

収入がない人が安価にソフトウェアを使って、
ビジネスに役立てたり、自らのスキルを活かすことができる。

もちろん、それだけではすべての人の役に立つことはできませんが、
少なくともそれをやっていることを知らせることができれば、
興味のある人はもっと成長できる可能性があるのです。

お金はとても大事ですが、
「なぜ、こんなことをやってるんだろう」
そう考えたときに、自分のしごと、そして会社の存在意義が不明確であれば、
心がまっすぐ立っていられなくなります。

「誰かの役に立っている」と実感できること。
そういう機会を用意できる会社であることが、
社員の心的安全性を醸成させることに繋がると考えていますし、
広い意味での会社の価値を高めてくれるはずなのです。

まだまだ、私が勝手に言っていることですが、
ぜひ皆様のお力をお借りして、
この「1-1-1モデル in ココロファン」を広げたいと考えています。