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全員エンジニア、全員経営者でありたい

エンジニアとは社会に役立つ仕組みを考える人

私も含めココロファンにはエンジニア的思考の人が集まっています。
エンジニアとは「社会に役立つ仕組みを考える人」です。

決して、プログラミングができる人では有りません。

最近はITやAIやIoTといったワードがキラキラしていますが、
繰り返すようですが、
プログラミングをすることがエンジニアなのではありません。

理化学研究所・東大教授で人工知能や機械学習理論の第一人者である、
杉山先生が東工大のセミナーでおっしゃっていたのですが、

「AIは今ではすごいITを指している」

というのは言い得て妙だと私も思っていますが、
IT技術はあくまでツールです。

AIもIoTももれなくツールの一つです。

だから、それらを扱える人がエンジニアであるというよりも、
それらを使って社会に役立つ仕組みを考える人がエンジニアです。

じゃあ、どうすれば「ただ作る」だけではなく、
みんなが喜んで使うような仕組みを作れるのか。

これには、
「社会を見つめて課題を自分ごとにする」ことが大切じゃないでしょうか。

アイデアは思いつきではなくて自分の課題だ

社会が加速度的に変化しつつある中、
そして日本がよりすべての人に生きやすい国にするには、
新しいアイデアとそれを検証しつつ実行する活力が求められています。

よく、アイデアというと「思いつき」のように捉えられるのですが、
これもまた大きな勘違いです。

アイデアというのは自分なりの問題意識からくる「解決法」なのです。

一番先に自分の疑問があって、
それを解決するための方法を思いついた時、
それは「アイデア」として自分に降ってくるのです。

アイデアは経営や問題解決の源になりますが、
それを思いつくということはとても大事なことです。

でもそれは「思いつき」では決して無い。
とっても難しいですよね。

でも、アイデアを具現化するなかで生まれる新たなアイデアもあります。

だから、アイデアは一発勝負では決して無い。
一番先に考えるべきは自分の疑問や課題であるわけで、
最初に思いついたアイデアだけが答えになることはまずないのです。

だからこそ、常にもっとよいアイデアを考え続けることが大切です。

こればかりは時間をかけてもできないかもしれない。
本当に良いアイデアは、
ほとんどの人はたどり着かないくらい遠いところにあります。

それでも「その問題に取り組みたい」と思えた時、
人間はとっても本気になって考えることができます。

その境地に達した人間を止めることはできません。

そんな状態にある人材に挑戦する環境を与えるのは、
今を生きる人、全員の義務だとも思うのです。

今の時代、十代の社長は普通

サイバーエージェントは、
子会社の社長をどんどんと若手に任せながらグループ全体が成長しています。

https://www.cyberagent.co.jp/way/features/list/detail/id=23228

もちろん、経営を担う以上は責任を伴います。
KPIの達成には当然社長のコミットが求められるでしょう。

しかし、失敗をすることよりもチャレンジしないことのほうが問題です。

野心的でリーダーシップのある人間が、ときに仲間とぶつかりながら、
そして市場の波に揉まれながら奮闘するということは、
一生の宝になりますし、会社全体として活気が出てきます。

会社として利益を出すにはアイデアを形にするだけではいけません。
出したサービスや製品に対価を支払ってくれる人を見つける。

これは並大抵のことではありません。
日常生活にこれ以上必要なものってどれくらいあるでしょうか。

お金を支払ってでも手に入れたいものって、
どのくらいあるでしょうか。

ここに取り組む人材というのは向こう見ずでもあり、
理想に燃える人間でもあります。

でもそんな、子供みたいな人間でなければ、
新しいものを生み出すことはほとんど困難です。

確実ではない時代だからこそ挑戦する

仲間がお客様や周囲の人に喜びを与え、
企業として高い目標を達成することができれば、
経営者としてもそれ以上嬉しいことはありません。

ココロファンとしてもそういう組織でありたい。

そのためには挑戦してアイデアを形にして、
価値を訴求し続けなければいけません。

それはとっても難しい。
実際に行動すればその難しさは100倍以上になります。

だから、僕自身も失敗もたくさんすると思います。
そんなときは申し訳ないながら支えて頂ければありがたいです。

私は一人では何もできないと気づくには1年かかりました。

しかし、それに早めに気づくことができてよかった。
どんなに高いスキルを持っていても、
人と協力して、人に喜んでもらえなければまずお金にはなりません。

それに気づくことができたのは支えてくれる周囲の人のおかげです。
経営を担うことのできる人材はそんなに多くないかもしれません。

しかし、市井の人の中にすごい経営人材は眠ってると思うんです。

人のポテンシャルを引き出し、その人のやる気と希望を引き出せたとき、
必ず経営を担ってもらいたいと思っています。

だから、へんな上下関係も不要です。

良い突き上げがあってこそ組織は正常でいられます。
まだ、パットしないかもしれない。
それでも、いつかは経営人材を多数輩出する組織にしたい。

そのために率先してチャレンジし続ける次第です。