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wp-login.phpへのアクセスを不可にした際に気をつけること

今回はWordpressを使った際に設定を間違えてしまったので備忘録として書きます。

近年コーポレートサイトでも積極活用されているWordpressですが、
実は会員制サイトのように会員だけに情報を発信するような事もできます。
もはやWebアプリケーションと言っても過言ではありません。

 

WordPressを会員制サイトとして使うプラグイン

WordPressを会員制サイトとして使うにはプラグインが必要です。

WP-Members Membership Plugin
Groups

このようなプラグインを活用するだけで比較的簡単に会員制サイトになります。

デメリットとしては当然Webアプリケーションをゼロから開発してないので、
会員ランクのような会員種別ごとの見せ方を変えるとか、
Wordpress上に何らかの診断アプリや、ゲームアプリを表示させることは難しいです。

単に会員だけが見れるブログのようなものを作るのならこれで十分ですが、
より高度な会員機能を実現したい場合は、「何をするのか」具体的に仕様に落とし込み、
エンジニアと一緒にどのように実現するかを一度検討したほうが良いでしょう。

簡単そうに見えるようなこと、例えばチャット機能やレーティング機能のようなものが、
意外とあとから追加することは難しかったり、技術的にも時間がかかることはあります。

それらが有機的に連携したり、同一ベージ内で機能したりすると、
より一層実現することは難しくなりますし、本当にゼロから開発すると、
どのようなアプリケーションでも数百万円はくだらなくなってしまいます。

Web開発を行う際はこの点を意識しておかないとあとからコストが増えたり、
誰も使わないような機能に時間とお金を費やすことになります。

 

TCD社の有料テンプレートは簡単かつ見た目も美しい

またWordpressを使うなら有料のテンプレートを使うのもよいでしょう。
例えばTCD社の「EVERY」はWordPressのユーザー管理機能を使い、
メンバーを管理可能なテンプレートです。

弊社もこのテンプレートを活用して自社サービスに使っています。
今回のミスというのはこのログイン機能がWordpressの仕様で、編集者側とユーザー側どちらも、
メンバーとして記録されているのですが、その際に管理画面に入れるユーザーを制限するため、
リダイレクト処理を設定したところ逆に管理側の使い勝手が悪くなってしまったのです。

 

管理画面にアクセスするとリダイレクトしてしまう!

具体的に言えば、会員制サイトメンバーにフロントエンド画面を表示するため、
管理画面にリダイレクト処理を設定することができます。

これはwp-adminなどのURLを叩いた場合において、自動的にフロント画面にリダイレクトします。
確かに普通のユーザーが管理画面からログインすることは無いので、
誤ってログインしないように、また不正アクセス対策のためにこの機能は有効です。

しかし、欠点としてこのWeb上の管理画面ログインページへのアクセスが、
我々管理者側も制限されるためフロントエンドのログイン画面へ遷移してしまうのです。

 

「これでは管理画面にログインできないじゃん!」

 

慌てて問い合わせたのですが実はそういうことではなく、
フロント画面に一般ユーザー用のログイン項目があり、ここに管理者のメールアドレスと
パスワードを入力いただきログインすればログインできるということでした。

管理者は自動的にログイン後、管理画面へ遷移するようになっています。

このオプションは下記の画面から設定可能です。
TCDテーマオプション>会員管理>会員制システムの設定>wp-login.phpへのアクセスを不可にする

このチェックを外すことで管理画面にアクセスした際、
リダイレクトせずに通常ログインが可能となります。